20090216

QDzのプレフィックス機能で国際通話

Last Update : 12/Mar/09
アドエスの連絡帳として定番のQDzにはプレフィックス機能があります。

この機能を応用して、国際電話をする際に複数のプレフィックス機能を切り替えながら使う方法をご紹介します。

プレフィックス機能とは、電話番号の頭に「+」を付けて登録しておくと、電話を掛ける際に「+」の部分を予め設定しておいた番号に置き換えてダイアルしてくれる機能です。

QDzのプレフィックス機能では、登録されている電話番号から国番号を省いて代わりに「0」等を付与してダイアルすることが出来ます。

例;
東京の電話番号を「+813-XXXX-XXXX」 と登録しておくと国内通話の時には「03-XXXX-XXXX」に変換してくれます

この機能を応用して、日本から海外に電話をする場合のオプションとして利用します。

コーリングカードを使って国際電話を掛けたり、「無料国際電話」(別途国内通話料は課金されます)を利用したりする時に便利です。

参考サイト;
・メディアコルーズ(CMを聞くことで国際電話料金分が0円に)
http://www.mediacalls.jp/index.html

・東京のアクセスポイント:03-4590-0120
・別途国内通話料は課金されます
・一部の国の携帯電話へはダイアル出来ません(2009年2月現在)

【用意するソフト】


・QDz
http://www.nicque.com/pqz/QDz.htm

【設定】

①「連絡先」/QDzに海外の電話番号を登録する

国番号の前に「+」を付けて登録します。

例;
・米国の場合;+1-XXX-XXX-XXXX
・香港の場合;+852-XXXX-XXXX

QDzのオプション設定

「メニュー」=>「オプション」=>「国際発信」に登録します。

例)Willcomの国際通話発信番号(010)を登録する場合

・国名1 ; 有料国際通話(任意)
・国番1 ; 010-
・"+"を国際番号に置き換える ; 選択
・"-"を国際番号に付加しない ; 選択


③設定ファイル(CountryCode.txt)を変更する

QDzの設定用ファイル「\Program Files\QDz\CountryCode.txt」を下記要領で書き換えてプレフィックス番号を登録します。

下記の例はメディアコールズ(03-4590-0120)用です。

この部分をコーリングカードの番号にしても良いでしょう。

・オリジナル ;"アメリカ合衆国","+1","0"
・修正後   ;"アメリカ合衆国","+1","0345900120p1"

この例では「0」の部分を「プレフィックス番号p国番号」に書き換えています。

「p」はポーズです。通話ボタンを押すと先に進みます。

ここで登録する電話番号には「-」は使えない様です。

実際にはこのファイルには沢山の国と地域が登録されていますので、エディタ等で一括して書き換えると良いと思います。

例)エディタで一括変換したCountryCode.txtの始めの15行

"アメリカ合衆国","+1","0345900120p1"
"ロシア連邦/カザフスタン共和国","+7","0345900120p7"
"エジプト・アラブ共和国","+20","0345900120p20"
"南アフリカ共和国","+27","0345900120p27"
"ギリシャ共和国","+30","0345900120p30"
"オランダ王国","+31","0345900120p31"
"ベルギー王国","+32","0345900120p32"
"フランス共和国","+33","0345900120p33"
"スペイン","+34","0345900120p34"
"ハンガリー共和国","+36","0345900120p36"
"イタリア共和国/ヴァチカン市国","+39","0345900120p39"
"ルーマニア","+40","0345900120p40"
"スイス連邦","+41","0345900120p41"
"オーストリア共和国","+43","0345900120p43"
"英国","+44","0345900120p44"

【使い方】

QDzで登録者の名前をクリックすると電話番号と4種類のメニュー(国際番号選択、国際アクセスコード、184/分計発信、連絡先詳細)がポップアップします。(携帯・会社・自宅等複数の電話番号が登録されていれば複数の電話番号が表示されます。)


このボックスの中の電話番号をクリックするとその番号がダイアルされますが、メニューで「国際アクセスコード」を有効にしておくと「+」付きで登録されている電話番号の頭の「+」の部分が設定ファイル(CountryCode.txt)に登録しておいたプリフィックス番号に置き換えられて表示・ダイアルされます。(「+」の付いていない国内の番号には影響はありません。)

一方、国際アクセスコードを無効にしておいて、ポップアップに表示されているメニューから「国際番号選択」=>「有料国際通話」(【設定】の②で登録した内容が表示されます)を選ぶと、電話番号の頭に「010」(【設定】の②で登録した番号)が付与されます。

ただ、この「国際番号選択」の使い方は、本来想定されている使用方法とは異なる為「+」のない日本国内の電話番号にも「010」が付与されてしまうので注意が必要です。

また、「国際アクセスコード」の方が「国際番号選択」よりも優先される様です。

そこで、僕の場合は、通常は「国際アクセスコード」を有効にしておいて、有料で国際電話を掛けざるを得ない時だけ、「国際アクセスコード」を無効にした上で「国際番号選択」=>「有料国際通話」を有効にしています。

その他のカスタマイズ例については「アドエスのカスタマイズまとめ」をご参照ください。

以上

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