20090303

EBPocketで光の辞典を使う

Last Update : 20/Jun/09
アドエスにはDicLandという辞書ソフトが標準でインストールされていますが、今回は、様々な辞書データが使用出来るEBPocketをご紹介します。

EBpocketは辞書検索ソフトですので、辞書データは別に用意する必要があります。

今回使用したのは光の辞典です。


光の辞典の辞書データを使用する場合は事前にPC上でデータの加工が必要です。

【使用するソフト】

・光の辞典(Ver.3、ウィンドウズ版)
http://www.teglet.co.jp/jpn/products.htm(リンク切れ)

・その他の辞書データの例;http://download.goo.ne.jp/software/category/data/writing/dic/

・JITEN
http://www.vector.co.jp/soft/dos/writing/se020807.html?site=n

・EBStudiio
http://www31.ocn.ne.jp/~h_ishida/EBStudio.html

・EBPocket
http://www31.ocn.ne.jp/~h_ishida/

【設定方法】

①辞書データの吸出し

光の辞典はウィンドウズ版のソフトですので、一度PCにインストールしてから、下記ファイルをEBPocketで使用出来る形式(EPWING形式)への変換作業用のフォルダー(任意)にコピーします。

\TEGLET/HIKARU32/HIKARU/jiten.dat  <=国語辞典
\TEGLET/HIKARU32/HIKARU/ejtdic.dat <=英和辞典
\TEGLET/HIKARU32/HIKARU/jetdic.dat <=和英辞典

②辞書データをテキスト形式に変換

辞書データのテキスト形式への変換にはJITENを使用します。

JITEN(JD.lzh)をダウンロードして解凍すると「jd」というフォルダの中に「jiten.exe」という実行ファイルがあります。

辞書から吸い出した「XXXX.dat」をjiten.dat」にリネームしてから「jiten.exe」と同じフォルダに置き、Windowsの「ファイル名を指定して実行」から「jiten.exe」を「>jiten.txt」の起動オプションを付きで実行するとテキストファイル(jiten.txt)が出来ます。

注1)「>」は実際には半角です
注2) ファイル名が「jiten.dat」でないと変換出来ないので変換後にはファイルを取り違えない様に直ぐにリネームしてください

例;
jiten.dat=>jiten.dat=>jiten.txt=>kokugo.txt ; 国語辞典
ejtdic.dat=>jiten.dat=>jiten.txt=>eiwa.txt ; 英和辞典
jetdic.dat=>jiten.dat=>jiten.txt=>waei.txt ; 和英辞典

③テキスト形式からEPWING形式への加工

JITENで作成したテキストファイルをEBStudioでEPWING形式に変換します。

EBStudioの「ファイル」=>「新規作成」=>「書籍情報の登録」で「書籍の種類」・「書籍名称」・「書籍ディレクトリ(フォルダ)名」を選択/インプットし「OK」をクリックします。

次に「入力ファイルのファイルの登録」から「入力ファイル」で対象のテキストファイルを選択し、「ファイル種類」で「PDICテキスト形式」を選択します。

この時に書籍の種類と書籍名とフォルダ名を揃えておきましょう、

例;
書籍の種類 ; 国語辞典
書籍名称 ; 国語辞典
フォルダ ; kokugo
入力ファイル ; kokugo.txt

次の辞書を登録する時は「catalog」をクリックしてから「編集」=>「挿入」で「書籍情報の登録」が、書籍名をクリックしてから「編集」=>「挿入」で「入力ファイルのファイルの登録」が出来ます。

全てのファイルを登録し終えたら「出力先」で任意のフォルダ名を選び「電子書籍作成実行」ボタンを押しすと、出力先で指定したフォルダ内に「CATALOGS」という拡張子の無いファイルと「書籍ディレクトリ名」で設定した名前のフォルダが出来ます。

これらを「出力先」のフォルダごとアドエスのマイクロSDカードに移します。

EBPOCKETのインストール

EBPOCKETの配布ファイルを解凍すると「cabs」というフォルダの中に機種別のインストール用のCABファイルが沢山入っています。

アドエスの場合は「EBPocket.WM5PPC_ARM.CAB」を選んでください。

EBPOCKETへの辞書の登録

「menu」=>「ファイル」=>「辞書の追加」で追加します。


EBPOCKETをメニューやランチャーに登録しておきましょう。


QuickMenuの設定方法については「スタートメニューをQuickMenuに置き換えてプルダウン&階層表示する」を参考にしてください。

その他のカスタマイズ例については「アドエスのカスタマイズまとめ」をご参照ください。

以上

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